伝説のオクムラスポーツマフラー 爆裂編



さて、某南○部品でオクムラスポーツマフラーを拾った私ですが、その性能が気に入ってしまいしばらく使い続けていました。

本体はノーマルタイプでおとなしい形、しかもものすごく「静かで速い」というすばらしいチャンバーでしたから。

…しかし、エキパイ部分の直径1cmの穴を無理矢理修理しているチャンバーでは、さすがに性能の劣化が激しくなってきたのです…


そこで、次もオクムラスポーツマフラーを使おう!と思い、「今度はちゃんと購入しよう」と、購入計画を立てました…










そして1週間後…

全く穴の開いていない綺麗なオクムラさんを入手したのです。

え?ちゃんと購入したのかって?ソレは勿論お金を出しましたよ。



















解体屋さんで1000円も出しましたよ。はい。






…あるときにはあるモノです。何気なく解体屋さんに行くと、お亡くなり寸前のノーマルマフラーの山の中に、




私に使ってくれと訴えかけるオクムラさんがいました。




早速解体屋の兄ちゃんに




このDioのノーマルマフラーおいくらですか?




などと全くのド素人を装いながら商談を持ち掛けました。←「ノーマルマフラー」が欲しい人に変身




すると、「ああ、その辺のマフラーは1本1000円でいいよ」などと言われたので即購入し、

バレる前に速攻で家に帰りました。

…その後もその解体屋さんに出入り禁止をくらったワケではありませんのでバレてなかった様ですね。




そして入手したオクムラさんを眺めていると、やはり解体屋行きになるだけあって、穴こそ開いていないもののチャンバー内部のカーボンの堆積がヒドイ事に気付いたのです。

当然私は

「よし。中を焼いてカーボンを落とそう!」

という結論になりました。


参考までに、用意した道具は

  • カセットコンロ用ガスボンベ使用バーナー

  • 鉄ワイヤーブラシ

  • 鉄ハンマー

  • ガソリン ←何故に

  • KURE CRC5-56 ←???

    といった所でした。

    …燃やして叩いてなんとかしよう、って感じですね。


    その頃私は、「社外品チャンバーは内部にはグラスウールを一切使ってない」信じていましたので、とりあえずバーナーで燃やすコトに…


    エキパイ&排気口から炎を入れてやると、白煙が上がり始めカーボンが燃え始めました。

    「おお〜調子いいなぁ」

    などと思いつつ、少し欲が出てきました…

    「これだけでは完全にカーボンが燃えないだろう。CRC5-56でも中に吹き込んで燃やせば燃焼効率が上がるハズ」

    という阿呆の様な結論に達したのです。


    …チャンバー内部に5-56を大量に吹き込み、チャンバーの口を塞ぎジャイアントスイングで振り回して5-56を浸透させた所で再加熱開始です。

    エキパイ側からバーナーであぶり、白煙が上がり始めました。


    その時です























    いきなり

    「ドカン!!!!」

    という爆音が鳴り響き

    チャンバーの排気口から

    青白い炎が出てきました










    ・・・私は始め何が起こったのか理解出来ませんでした。

    どうやら吹き込んだ5-56が完全に液化していなくて、気体に引火して燃え上がった様です…


    平たく言うと

    爆発した

    という事ですね。


    これは危険だ、と感じた私はとりあえずチャンバーを冷まし、次の方法を試すコトにしました。←懲りてない


    それは、

    「ガソリンを充分にチャンバー内部に浸透させ、自分の口でエキパイから空気を送り込み、排気口で汚れて出てきたガソリンに火を付けて燃やす」

    という方法でした…

    今考えると充分危険な方法ですが。


    …さて、ガソリンをチャンバーに入れ、爆発しても私一人の犠牲で済む様に田んぼのど真ん中に座り込みました。

    エキパイに口をつけ、「フーッ」と息を吹き込むと、排気口からは気化したガソリンが出て来ました。

    「お、出てる出てる」

    と思いつつバーナーに点火です。

    すると排気口から出るガソリンがメラメラと燃え始めました。

    「コレは良い調子だな」

    と思いつつ繰り返しフーフーと息を吹き込みカーボンを燃やしていました…


    そして少し疲れてきて、「少し休憩するか」と思いエキパイから口を離したその時です























    エキパイから口を離した瞬間に

    息を「吸って」しまい

    エキパイからが逆流し

    「ポム!!!」

    と言う音と共に

    私の口の中で爆発が起こりました










    …またしても私は何が起こったのか分かりませんでした。

    状況を把握したのは、一通り田んぼのド真ん中をもんどりうって転げ廻った後でしたが。


    チャンバー内部で燃えているガソリンが、エキパイ側から「吸われる」事により…って

    平たく言うとまたしても

    爆発した

    という事ですよ。ええ。


    しかし危険なマネでした。

    当時の自分に「1日2回も爆発すんなこの爆裂野郎!!!」とツッコんでやりたい気分ですよ。ホントに。


    で、肝心のカーボン落としですが、チャンバーをDioに装着したところ、前のオクムラさんより回転がご機嫌だったので、うまくいったと思います。


    しかし



















    オクムラスポーツマフラーらしからぬ

    ナイスな爆音になってましたが。







    …どうやら1回目の爆発で

    内壁の一部をフッ飛ばした様です。


    性能的には良かったのですが、ヘタなチャンバーな並みの爆音でしたね。

    最終的には排気口の後にサイレンサーなんぞを取り付けて音ごまかしてました(阿呆


    …うるさかったらオクムラのメリットが半減するではないですか…



















    教訓:私のオクムラ呪われ

    爆発は1日1回にとどめておきましょう。心臓が持ちません…


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