私的な峠のファッション…の秘密



さてさて久々更新となる、私の若き日の赤裸々な日常を余すところなくご紹介するこのコ〜ナ〜ですが。

今回はですね、タイトル通り「当時の峠のファッション」と言いますか、走り屋スタイルって奴をちょびっと

ご紹介してみたいと思います。


ちなみにどうやら4年もこのコーナーを更新して無かったので書き方を忘れてる気もしますが、そのかわりに

ちょっとパンチの効いたヤツをカマしますのでよろしくでっす。

そして、最初に言っておきますが




お食事中の方は

決してご覧にならない様に

お願い致します


※色んな意味で



というワケで、早速行ってみましょうか。


さてさて。当時の走り屋ファッションと言えば、ツナギは当然としてその上着と言いますか上っ張りとして

トレーナーを羽織るのが定番だったんですよ。

もちろん、MYチームでこしらえたお揃いの物とかを仕立てて、皆で着るとかいうのは定番でして、

チームステッカーと同じ感じで浸透してました。


そのトレーナーも、単純に着るのではなく袖とスソを短めにぶった切り、Tシャツの様にして羽織るのが

ナイスなセンスだったんですよ。

なお、比較的年齢層が高めのチームであれば袖を切ったりせずにそのまま上半身はトレーナーやジャケットを

着るのが定番の様な風潮もあったんですが、これが何でなのかは未だに謎です(笑


で、どっかに置いてますが私の写真なんかも、いかにもって感じのスタイルではあるのですが…↓



カッコつけ写真





これなんかでも、ぱっと見は普通にツナギ+トレーナー等の定番スタイルに見えますよね。

が…この写真からでは全く分からない部分が密かに隠されていたりします。

この辺が私のスタンスと言うか、人様には理解されにくい部分の一つであるとは認識しとりますが、

これだけだとそんなにおかしいか?と思われるかと思いますんでまずはこのトレーナーの拡大写真をば。



雑巾と変わらない汚れ具合





…これが上記の写真と同じブツで当時の物ですが、背中側から撮ったボロ雑巾の写真ですね。

きったねえですが走り屋スタイルなんてボロでハデが基本なんでこんなモンです。

とはいえ、これを撮ったのももう10年位前の様な気がしていますが…もちろんこれはお金を出して作った物では

なく、よくあった「お手製」の自作モノなんですよ。


チーム名の白抜き部分はすでに剥がれかけていますが、これってアイロンプリントを切り抜いて貼り付け、

一見印刷の様に見せているんですよね。

こういった所にはお金を突っ込む余裕が無いのが峠の文化…ではありませんが、そういうモンだと思って

眺めてやって下さいな(汗

かなり後になってちゃんとしたのも専門店で作りましたが、何か落ち着かなかったのも事実ですね。



で、これだけだと別にちっと雑巾みたく汚らしい位でそこまでおかしくはないのですが…

とはいってもこんなの着てスクーター乗ってる時点でおかしいのかもしれませんが、私の価値観では全く

おかしいとは思わないので異論は却下の方向性で(以下略



ほいでもってこのトレーナーの胸側、「前から見た所」には一体何が書かれているのかと言いますと…



























トレーナーの「前面」















ど う 見 て も


チ ン ○ ン で す が 何 か ?















えーっと。私は走り屋スタイルの時には常にこれを着て走りに行き、家から峠までの道中やその途中、

コンビニとかスタンドとか寄るのにも別にこれを脱いでいた訳ではありませんが。

もちろんメシ食いにファミレス行ったりバリマシ買いに本屋入ったりとかもごく自然に行っていましたし、

別に周りにそれを咎める人間なんて一人も居なかったですよ。ちなみに後悔はしてませんが何か。


…とまあ、この写真だけでもすでにヤバめのワードが入ってるので数箇所モザイクかけていますが、

放送禁止にならないLVで「ア○ス」と「ペニ○」だけギリギリの範囲で隠してませ(略

ちなみにこの絵のサイズは20cm程度ありますので目立ち度はもう抜群ですよん。

一応、他にも色々書いてたりしたんですが、さすがに私の人間としての人格を疑われそうなのでこれは

この辺でご勘弁頂きたく(汗







でもって、トレーナーはこんな感じでちょっぴり若気の至りが出ているといった感じなのですが、当然のごとく

これだけでは終わらない事は皆さんすでにお分かりかとも。


…色々仕込んでたこのスタイルなんですが、次はこの写真をどーぞ↓



今見ると結構良いフォームかも





スキャンなので画質悪くてすみませんが、これだと一見普通に走ってる写真に見えますね。

が、着目すべきは「左足」です(笑


さてさて、実はこのブーツの側面に漢字が書いてあるのですが。

なんて書いてあるかといえば…














漢字が書いてます





ちと見えづらいのですが、これは


















「芋」


















と書いてあります。


…イモですよイモ。今考えても何故にこの文字を選んだのか私にも分かりませぬ(爆


そしてここで反対側のブーツも見てみますと↓



こっちも漢字





こっち側も何か漢字を書いていますが…これはですね、














見えるかな?





こちらはある程度見えますが、


















「酢」


















だったりしますが(笑


もちろん当然のごとく、なんで「酢」にしたのかはもはや完璧に思い出せないLVですが。

漢字一文字の美しさ、ってのが確か流行ってた頃で、それならば何か一文字を、って考えた様な気も

してるんですが、自分でもすべからく意味不明という他ありません。

なんか「酢イモブーツ!」とかって言われてたのだけは記憶の彼方にあるんですが。


…自分でやった上になおかつこんな写真をわざわざスキャンして取り込んで文章を書いてるのにそれでも

謎すぎて自分の精神がちょっと怖くなってきたのは秘密で(以下略



しかしまあ、当時の私なんてこんなのが酢…じゃなくて素でしたからね〜

もちろん現代でこんな事やったら間違いなく即通報されるのは間違い無しだと思われますが、それでも

一体何がしたくてチンチ○や酢を描いたのかが全くワカランです。





そして次に…ってまだ次があんのかよオイってのはスルーしまして、これまたひとつ思い出したので

流れ的に書いておかねばならぬという使命感にほだされつつ続けてもういっちょ。



ではまず、この写真でもご覧下さいな↓


紫色。





今見るとなかなか素敵な発狂具合だと思われますが、私自身でもかなり珍しい、紫色をモチーフとした

スタイルを作っていた頃ですね。

これってほんの数ヶ月で自分自身がこの色合いに精神的にヤられ気味になったのですぐにモデルチェンジを

したのですが、その短い期間の間のある意味貴重な写真です。


で、これだと一見、車体カラーはともかくとして、ツナギの色まで紫ですよね。

これってですね…自分で塗装してたんですよ(笑


ここで、塗装って言えば何を思い浮かべますかね?

普通はスプレーやらハケやらを思い浮かべると思いますが…

当時は革用塗装スプレーってのは無い事はありませんでしたが入手性が悪く、お値段の方もかなり

高価で、普通に使える様なモノでは無かったんですよ。

かといって、普通のアクリルラッカーのスプレーで革を塗ってもまともに塗料が固定されず、すぐにダメに

なってしまいました。


ならどうやったんだ、と言われますとですね…


















先端が3〜4ミリ程度の太さの


カラーマジックで


ツナギの全身を


「塗装」してました















いや、マジですってば(笑

これ、もう銘柄とかは忘れましたが、普通のマジックではなく、ちょっと特殊な絵画用のカラーの

マジックがとーっても革に対して馴染みやすい、というのを発見しまして、先端が極力太いものを

数十本買ってきてツナギを「全面塗装」してたんですよ。


具体的にはですね、まずは革の汚れをきっちり落とし、400番位のペーパーでツナギ表面を慣らし、

その上で、車の板金ではありませんがエリアごとに分けマジックで「線を引く」事を何百何千回と繰り返し、

少しづつ色を着色していくんです。


ちょっと説明しづらいのですが、四角い白い紙があるとして、先端が太目のマジックで紙の一番はじっこに

線を引き、その線と重ねつつ新たな線を引き、それを繰り返していけばその内、最初は白かった紙全面の

色を変える事が出来ますよね。



で、これは相手が革なので、紙を塗りつぶすみたいにぐちゃぐちゃ〜っとペンを動かしたのでは全く意味が

無く、塗料そのものを革に浸透させる事が出来ないので、もんのすご〜く根気の要る作業になります(笑

ペン先をぐいぐいと革に押し付けつつ、塗料を浸透させながら塗り進めていくという拷問ですね。


これを、ツナギの色を変えたい箇所すべてに対して行うんですよ。

もちろん、途中で発狂しそうになるので休み休みやらないといけませんし、途中で辞めるとツナギのカラーが

大変な事になるので一度やり始めると絶対に後には引けない地獄の様な作業です。


が、それでも「比較的安価に」ツナギのデザインやカラーリングを変更出来るというので、結構流行ってましたが

これって私の地元だけかもしれません(笑

必要なのは特殊なマジックが数十本と気合だけですが、それで自分のスタイルを思う様に変更出来ると

いうのはかなり魅力があったというのは事実ですね〜



そして、そういった「ツナギの自家塗装」でこしらえた、私の最高傑作がコレ↓です。






青黒ツートン+背中に絵





いかがなもんでしょ?青と黒のツートンカラー+一部黄色な上に背中には絵を描いてます。

この頃はすでにライブDio-ZXに乗ってますが、モトチャンプとか見てて今も着ているセクレテール系のツナギの

デザインに一目惚れし、それに近い物を自分でイメージして塗ってみた、というパターンなんですが(笑

…どの位苦労したかというのは推して知るべしです(爆


結局この後にはレースを始めた事もあり、ちゃんとしたツナギをフルオーダーで作りましたが、それでも

サーキットとかは最初これで走ってましたからね〜

あ、ちなみにこのツナギは上の紫のと同じ物で、紫に嫌気がさした後には何度か塗り替えているという

オチもあったりしますよ。

いやはや、この辺りの行動力というか実行力は自分でも見習いたいモノですよ本当に(汗




とまあ、私の峠ファッション…とはほとんど関係ないモノになっちまいましたが、こういう昔の話には今の私の

性格を裏付ける実に色々な要素が詰まっていたと言う事はいつも通りお分かり頂けたかとも。

もちろんかっとなってやったワケではなく後悔もしていませんけれどね(笑

当然、仕込みでもヤラセでもなく全て実話ですのでその辺は誤解無き様にお願い致しますです。


…こんなモン書くから私のキャラクターが変な方向へ誤解されてるとかっていう様な気もするんですが、

私はこっちの方が素の人間なので皆さん改めて宜しくお願い致しますね(笑






教訓:ツナギをマジックで塗装するのは絶対に真似してはいけません特殊な訓練を受けていないと発狂します


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