2014年4月27日 SS1/32mile KLS戦



さて、今回は今年初のSSになりますが…前回みたく何も無いからレポートを書かない、という

怠慢さを平気でぶちかます近年のSSレポートですが、わざわざ記している、という事は良くも

悪くも何かあったんだろうかね、といった感じで受け取って頂きたく思いますです。

んが、だからといって飛びぬけて面白いことがあった、というワケではありませんので期待を

されてる方はココで引き返して頂いた方が宜しいかなとも(汗

あ、ちなみに今年のゼッケンは0015ですが…もう台数が居ないのでどーでも良いと(略


変わらぬGだっす …写真出してもサーバーの容量を無駄に喰うだけで意味が無さ過ぎる私のGダッシュですが(笑

今回は例年以上に色々ありすぎ、前回のSS後にバラしてデータとか減り具合を取っただけでほぼ何もしてません。

唯一、ヘッドのみは小変更を施した物を載せていますが、別に圧縮比が爆発的にUPしたとかでは無かったり。

あ、さすがに前回微妙に割れてたチャンバー位は修理してますよ(汗



で、今回はエントリー台数が非常に少なく、全クラスを合わせても20台位しか居なかったので

特筆すべきレポートすら全くありませんし、「いつも」の方々は割愛なのでご容赦をば。

…決してめんどくさがっているワケではありませんのでそのあたりは(以下略


そしていつも通り、「何が悪いのか」の原因を少しでも突き止める為にマシンを走らせていき、

劣化やトラブルが無い事を確認しつつさくっと1発目の基準タイムとなるアタックを行いますが

これまたいつも通り、どころではなくさらに劣化している4.597と(笑

そしてジェット類を大幅に変更して、パワーダウン寸前まで番手を下げたアタックで2回目にも挑んで

みますがこちらも4.495と。


フィーリングがだけは変わっても実走行タイムはさして変わらないどころの騒ぎではなく、練習レーンで

走るだけじゃあほとんど役に立っていない、というのを再認識しただけ、でしたね_| ̄|○

…これがベストに近い所、すなわちもっとタイムが速い領域での0.1秒差ならば結構大事ですが

ベストからコンマ4〜5も遅い所でそんなモン気にしても今の私には全く無意味なので…


そして3本目、こちらは以前4秒フラット台を出せていた時に使っていたプーリー等のセットを

数年ぶりに引っ張り出し、変速回転数も1&2本目と同じ13500rpm前後にセットして3本目を走って

みますがタイムは4.500と、全然と言って良い程に変わらないという始末です(笑

…ちなみにこの3本は私、途中で一度も計測タイムを見ずに体感だけでセットしていたのですが。

体感に「のみ」頼るとどうなるのかな、といった狙いでしたが全然変わらないというオチでしたね_| ̄|○


そして4本目はもっさりしている発進をなんとかする為、オーバー気味なクラッチミートになって

しまうスカイクラッチ改をなんとなくくっつけてみて、センタースプリングも無駄にノーマルに戻し、

WRを再調整してアタックしてみますが発進でも後半でも体感で唸るばっかで速度が伸びずに

タイムは4.635と、もうどうでも良いレベルのタイムしか出てない、という(泣

…この時点で本日のやる気は完全に0に等しくなり、変更したはずのヘッドの効果なんてのも全く

表に出てこないのであーあ今回もレポートすること無いな、と思い始めましたよ。


で、ここで昼休みを交えつつ何も進展が無くタイムも遅くなるだけのいつものパターンに嫌気が

差しながら、何か面白い物は無いかなとSS用パーツBOXをあさっていると…

いつか買ったはずの台湾系のマニホールド&ビッグリードがぽろりと発掘され、そういえば

こういうのもあったな、という事を思い出し、なんとなくですが自前のTZMリード改+キタコマニ改を

取り外し、どう見てもちっこいリードブロック&どこにでもありそうな台湾系のマニホールドをくっつけて

みる事に。


そしてこれでエンジンを始動させ、ピットロードを走っていると…

音から何から、近年の惨状とは全然違った風味にエンジンが変化している事に気付きまして。

そのまま練習レーンを走ってみますが、発進もおかしく上もぐずつくという「変化」がかなりあり、

すぐにピットに戻ってジェットを変更して駆動系を調整し、5本目のアタック時間が終わる前に

一度だけアタックを行ってみますと下から上まで完璧には走らないのにタイムは4.409と。

今日の最初のタイムよりコンマ2上がってまして…これだけならいつものパターンとしてもある程度

ありえる事でして、最後になるにつれてセットが上手くいき始めてタイムが詰まる、といった感じに

なるかと思ったのですが、エンジンのフィーリングが全然異なるのでこれはもちっと詰めるべきだ、と

考え大急ぎで最後の30分を利用して色々詰めて行く事に。


が、こんな時に、本当にこんな時に限って








ス ピ ー ド メ ー タ ー の 電 池 が



切 れ て し ま っ て い て



終 速 が 分 か ら な い 罠 _| ̄|○






いやね、私こういうのはイヤなので前日にメーターも完全に充電はしてるんですよ。

が、電池の寿命だったのか、3本目あたりから電源を入れてもすぐに表示が切れて

しまう様になってまして…いつも通りなら別に役に立たないわ、と思ってましたが何故に

必要な時になって動いてくれないのか、という_| ̄|○


が、ここで愚痴を言っても始まらないので、ひっさしぶりに見物に来ていたはぶしょうN氏に

走行具合を見て貰い、どこがおかしそうなのかのアドバイスを受けながらセットを変更して

行ってみますが、かなり変化、と言いますか激変と行っても良い位に変化してしまったエンジンの

フィーリングを完全に合わせきれてはいないので、アタック時間が無くならないうちに最後の

1本を走る事にしてみます。


久々に、本当に久々にちょびっとだけ緊張するスタートラインに付きまして、少なくとも近年の

パワー感とは全く違った発進具合でもあるので、ある程度身構えてさっくりとアクセルを開けていくと

これまたそれなりに発進し、加速し始めてもそれなりにする〜っと走っていくという(汗


私、この感覚ってホント何年も忘れてしましたが、このGダッシュは「ドラッグマシン」だったんだな、と

改めて認識出来る位には加速しており、全盛期、とは言いませんがまずまずのタイムは出た、と

いった確信を持ちつつピットに帰ってくると…

はぶしょうN氏が、「やったな、今のはそれなりにまともに走っていてタイムも上がっていた」との事。


そして肝心の最後のアタックのタイムは










4.230







と。久々に、本当に久々に4秒2台が出ており、詰めれば1台も入りそうな感じの好タイムでしたよ〜

走っている感覚でも、自分のベスト(4.067)よりはコンマ15位遅いタイムとはいえ、近年の様に

ほとんど身構えずに適当に乗っても真っ直ぐ走る、といったパワーでは無かったので、明らかに

復調の兆しが見えた、という事で納得しておきたいと思います。


しかし、タイム的には4秒2台、というのは最後に出したのが当時としては不調だった、2009年の

イワイのマスターズ戦なので、実に5年ぶりの「それなり」のタイム、という事になりますね…

近年だとよくいっても4秒3台ぎりぎり、といった所でしたからかなり気持ちが良かった上に、いくら

自分のマシンの「速かった時の感覚」を忘れている私でも一発で分かる位に変わっていた、と

いう感じですよ。

…これって実際にこの競技をやってる方でないと伝わりづらいと思いますが、50m走でコンマ3も4も

違うタイムだとエンジンパワー感ってすさまじく異なっている物なので(汗



とまあ、今回は、と言いますか今回ばかりは最後の1発だけ、という不確定な面もありますが

近年の原因追求モードの走行フィーリングとは全く別物で、自分自身でも「おっ」と思う位の

変化が出てしまったワケなのですが。

交換したのは本当にマニホールド&リードブロックのみなんですよね。


台湾製の安いやつ これが今回使ったマニホールドなのですが…

これのもう一つ上にはちょっとだけ大きくて黒い塗装になってる物も存在しますが、最初は私はそっちを使ってましたね。(今は街乗り車に転用)

とはいえそれでも4.093までは出ましたし、その後TZMリード&キタコマニ改を用いた、といった感じです。

それにしてもTZM&キタコマニでも4秒フラット台は出ていましたし、4秒1台で安定していた時期もかなりあったのに不思議なもんです(泣


当初は抜群に良かったキタコマニ改 こっちがキタコマニですが…これもリードバルブが開き気味だったので交換して走った事もありますが…

全く復調の兆しすら無かったというオチでして、マニ本体もぺらぺらなので漏れや二次エアが無い様にかなり気を遣ってはいたのですが…

何にせよ、交換して良くなった、というか激変した、という事はコチラの物体には何かしらの問題があるのでしょう。

単純に、今のエンジン仕様との「食い合わせ」が良いのかもしれませんが、現状のみでは判断しかねる点ですよ…


で、これを書いている時点で過去のトラブルシュートを見直してみたのですが。

私、この予備マニってトラブルシュートの為に購入していたはずなのですが、実際にはこれを使って

タイムアタックを行っていない、という衝撃の事実が判明しました(汗


…これは私のミスといえばミスなのですが、マニホールドはともかくリードブロック自体はバルブの

交換のみのチェックを行っただけで、ブロック&マニ本体を別物と交換してタイムアタックしたことは一度も

無かった、という上に、今回の結果である程度予想が付く要因としては







すでにベストタイムを出した時と同一仕様のパーツが存在しない、と



断言出来るレベルでのトラブルシュート&仕様変更を行ったにも



かかわらず



チェック漏れとしか思えないマニホールド&リードブロックこそが



ここ数年間の最大の不調の要因であった可能性が「かなり」高い







というオチが考えられます…と言いますかおそらくこれが事実かと_| ̄|○


しっかしまあ、何かがおかしくなったからこそのタイムダウン&不調だったのに、何から何まで

新規に作ったり購入したり交換したりして消去法でやってきたのに、最後の最後まで交換を

行っていなかった部分こそが要因だった、という可能性が大きいというのはどうなんでしょうね。

こんなの運の問題ではない事は重々承知していますが、いくらなんでも「当たり」を引くタイミングと

しては最悪以外の何物でもないと思いますよホント。


チャンバーもそうですし、クランクシャフトも2本を使って腰上もキタコのピストン仕様のままの仕様

変更の為に純正新品シリンダーを2セット使い、減りの無茶苦茶に速いキタコリングは数知れず、

現在のノーマルピストン仕様でも新しく純正新品シリンダーを使っていますし、プーリーや加工トルクカム、

その他小物とかなんかはいくつ犠牲にしたか覚えていませんよ。

さすがにマシンを走らせてタイムを取る為のエントリーフィーなんかは仕方ありませんが。


こういうのって、私も自分で普段から言ってます様に、ひとつひとつ探っていくしか無いですし

それだけの手間やコストが掛かるのは私も普段から心得ているつもりですが、たったひとつ、とも

言える部分の見落とし(というか勘違い)が全ての要因になっていた可能性が高い…ともなれば

ちょっと嫌気が差したのは事実ですしね。

パーツの使用距離に関係なくトラブルや劣化を疑うのは基本ですが、「つもり」でスルーして

しまっていたところがあった、というのは正直自分で自分が許せないです。


…今回は間違いなくエンジンフィーリングやタイムこそ向上してはいますが、自分自身で精神的に

喰らったダメージはでかいのでしばらくはSSの事を考えるのは控えておこう、という始末です。

本気で心の底から「なんだそりゃ」って感じですよ。

万が一、途中で諦めていたらこの復調の兆しも無かったのかもしれませんが、SSの合間にマシンをいじって

どうこうする、といった事すらも進んでやれない位にテンションが下がっていた事は事実なのでまだマシでしょうか。

ここで全世界に向けて言い訳を記しても仕方がありませんし誰も得をしないのは分かっていますが、

吐き出しておかないと今度こそ本当にSSを辞めてしまう可能性があるのでご了承頂きたく思いますです。

さすがに足かけとはいえ5年も費やした結果がこれではね、と。


とはいってもこれを記して一週間も経てばまた前向きになってるだろう、と信じてはいますが(汗


ベースはスーパーDio 最後に、愚痴の後の紹介で申し訳ありませんがこちらは今回お話させて頂いた「バッドヘッド」さんです。

遠く九州からお越し下さる方で、SBクラスをスーパーDioベースのボア&ストロークアップで走られてますね。

私のHPも参考にして頂けているみたいでして、色々とお話させて頂きました。

メットイン開いてる写真で失礼しますが、今後も密かに期待している一台だったりします、という事で…



「SS1/32mile その2」へ戻る