2010年11月7日 SS1/32mile 広島戦



※注:今回「も」レポートはありません。というかレポートすべき事が無かったです(汗


というワケで…というか何がというワケなのか意味不明ですが、先週のSS地元KLS戦から1週間で

今度は広島にて初開催の「広島4ストミーティング・マリーナホップ戦」といったレースに参戦して

来ましたよ。


…これ、おNEWチャンバーのセットをするには何はともあれ数を走らないと駄目なので、それなりに

エントリーを迷いましたが先日のKLS戦の結果があまりにも納得行かない為、すでに締切日になって

いましたがさくっとエントリーを行ってみました(笑

あ、これはもちろんごり押しじゃなくて実際には当日エントリーでも受け付けていたので真っ当な

参加資格になりますんでよろしくです(汗


で、今回はちょっと前にやっとこさ「次」のエンジンが完成したはぶっくすN氏との同行になりまして、

お互いセッティングの為に走るといった感じなので、初開催地という事もあり様子見の様な感じでの

旅路になりました。

とはいっても我がうどん王国から広島市までは200km程度はあるので、そこまで近い訳でも無いんですが

近隣のSS開催地となるともう他に無いので、良い所であれば今後の継続参加も考えてみるといった

感じですね。


そして肝心の自分のマシンなんですが、例のチャンバーが色々な所に対して不都合を喰らわせている為、

この一週間の間にベルトかかり径等を考え直して駆動系構成を再度見直し、ズルムケだったプーリー等も

修理&作製を行い、腰上もバラして焼けや排気掃気具合の確認を行い適宜修正し、そしていつも通り

ピストンリングを新品にしてちょろっとだけ熱を入れ慣らしを行ってたり、それなりに色々とやってみました。


後、何故かトルクカムのオイルシールが少し不具合を起こしていてグリスが出てきてたのでそこもシール類を

新品交換したりしましたが…昨年のマスターズ前にこの辺新品にしてるのに何故トラブってるのかが謎ですね…

あ、当然ですが今回はさすがに圧縮比設定を間違わずにエンジン組んでいます(爆



で、早速ですがちょびっとだけマシン紹介をば。

とはいえいつも通りではあるんですが、今回はちょっと新しい方とお知り合いになったのでその方の

ご紹介といった面も含めますんでよろしくでっす。


とりあえず何も変わらん私のマシンはすっ飛ばしまして…


久々のN氏 まずは地元の僚友、はぶっくすN氏ですね。

実は先月末にやっとこさ新しいエンジンが完成したのでちょろちょろと試走を繰り返していたのですが…

正直全然走らず、色々セットを試したり腰上等を取り替えたりしても駄目で、こりゃ実際にタイムを取りつつのセッティングじゃないと駄目という状態になっています(汗

正直、かなり苦労しそうな予感がしてたのは内緒で(以下略



連続参戦のヤマナカ氏 次に先週のKLSに続いて連続参戦のヤマナカ氏です。

ひょいっと姿を現されたのでちょっと驚きましたが、先週のタイム、おぎぃさんのWRにわずかコンマ05及ばずといった事があったので(汗

電装系等を変更し、さらなるトライをといった事でした。

しかしこの方の電装系ってのはいつ見ても面白いアイデアが詰まってて参考になりますね。



…後から気付きましたがマシン写真の角度が先週と同じなのはご勘弁をば(汗


89cc仕様に変更の小魚氏 そしてこちらは久々の登場、みかんの国からSBクラスへ参戦の小魚氏のGダッシュです。

今回はエンジン丸ごとを大幅変更、排気量もSB上限の89ccまでスープアップされてますね。

チャンバーも新しいモノを新調し、ハンドル廻り等も含めかなりの変更が施されています。

あ、詳細はバラしちゃ駄目との事なので詳細は秘密という事にさせて頂きますんでご了承をば。



チャンバーは某REX製 次にこちらは…今まであんまし紹介する機会が無かった様な気がしますが、四国勢の一人である高知県の貴R-1号さんです。

クラスはSA-GTで、色々な所に参戦されてて結構なタイムを叩かれてますね。

ちなみにエンジン系統とかには某REXの味付けが入っていたりして、なかなかパワフルな物となってたり。

あ、ステップ部分の棒はウェイトが刺さる為のパーツですよ。



カウルは純正色です 次に、こちらはちょっとした縁で知り合った地元広島のバイク屋さん「WEST」さんのGダッシュです。

…このマシンどっかで見た事ある、というか元々の持ち主をちと知ってるので親近感が湧いたりしてるのは秘密ですが(笑

排気量は65ccですがクラスはSB、GTではなくスタンダードクラスへの参戦になりますね。

ちなみにデジカメの問題でバックが暗い上に強烈な色に見えますがカラーリングは赤の純正色です(汗


なお基本的には街乗りOKの車両ですが今日はインナーローターを装着されていますね。

ちなみにチャンバーとかシリンダーとかはBSC製という事です。


中身は元トップランカーパーツ そしてこちらも同じくWESTさんからSAクラスにエントリーのライブDioです。

なんと中身は某トップランカーの方のシリンダーやチャンバーをGETして装着されているそうですよ。

チャンバーはぱっと見ではWJにしか見えませんが当然のごとく詳細は不明ですね(汗

2台体制でSAとSBに初参戦という事ですが、エントリー名はSA車が「やすぅ」でSB車が「やすぅ2」となってます。


ちなみにこの方…というかこのお店の方々、本命はホンダ縦型エンジンをGダッシュにのっけた上での

SAクラスへの参戦を考えられているそうで、個人的にはかなり後々が楽しみだったりしますよ(笑

ちょっとでもこのマゾクラス参加者が増えてくれれば私も嬉しいので…



さてさて。マシン紹介はこれで終わりなのでレポートも書く事無いしこれでおしまい…ってワケには

行きませんかね(汗

これね、まずは写真を見て頂ければお分かりの通り、ピンポイントで11月7日は雨だったんですよ(爆

深夜2時位の現地到着時にはまだ雨降ってなかったのですが、すぐにザーザーと振り出した上、朝方まで

降っているという嫌な天気で、基本的にウェット路面でしたよ。


で、人目につかない某SNSではすでに顛末を書いてたりするのですが、あんまりコッチでは公にはしたくは

無い、というかあまりにレース自体の進行運営が微妙だったので、正直まともなレース自体が出来なかったと

いうオチなんです。


とはいえ私やN氏はハナからタイムを狙って参戦したワケではありませんが、セッティングすらまともに、と

いうか全くといって良い程行えなかったんですね。

…雨なのはともかくとしても、入場時の手順がレース概要と異なり最初から戸惑ったり、時間が押しているのに

タイムスケジュールの変更等がアナウンスされなかったり、PITエリアでのエンジン始動禁止な上にその為の

エンジン始動区域が異常に狭い上にアタックレーンへの通り道で混雑しまくり、そして始動はOKだが「暖機は

アイドリングでお願いします」という始末でして。


もちろん、場所が広大なショッピングモールの駐車場のはじっこなので音量的な問題があるのも十分

分かりますが、アイドリングしか駄目なんてのは事前に全く聞いてなかったのでちょっといただけけませんでしたよ。


なお、走行レーンも試走レーンというか練習レーンも無く何のテストも出来ない状態でして、これも事前には

分からずちょっと面食らった一撃でしたね。

(※モトチャンプ側の開催規定には試走レーン設置の義務付けは無いので有無を明記しなかったとの事です)

…台数の多いスクミとかなら分かりますが、これではMJ一つ変えるのにも多大な手間と時間を要してしまい、

実走だとわずかにグズついたりし真っ当にぱいーんと綺麗にエンジンが回ったアタックはほとんど無かったという(爆


一応、「アタック時間外でなおかつエンジン始動可能時間」で、アタックレーンを試走出来るといういった時間帯は

予定では3回程設けられていたのですが、それもイベントの一環の「ジャストタイムアタック」というアタックレーンを

使ったイベントのおかげで全く走れず正味6本のアタック「のみ」を走っただけでした。

…これ、そのジャストタイムアタックやらに参加する人間がいつまで経っても現れないとかの為にこちらが

ワリを喰って走行時間を無くされてしまったといった感じのオチなんですが、普通は時間に遅れたらそんなもん

問答無用で失格だろ、と問い詰めたい所ですよ。


アタック自体もフリーアタックではなく1時間の走行枠の中で必ず2回アタックしろ、といった方式でしたが

その1時間内では2回以上アタック出来ないという、ちょっと困る方式になっていました。

別にこれは最初から分かっていたので悪いとか言うつもりはありませんが、1時間で2回アタックの義務だと

何かをする時間があまり無い上何かを変更してもエンジンをかけられない上に試せない、暖機もまともに

出来ない上にそのままアタックしてタイムで判断、といった方向性しか無かったんですね。


そして、そのアタックタイムも全く掲示されず、走行直後にアナウンスだけの発表という状態でして。

今のアタックがどうだったのかが分からないというのは困りましたし、肝心のアナウンス自体もほとんど

聞こえないという有様でした。

なので、私自身帰ってきてSS公式サイトに結果が出るまで、どの位のタイムで走ってたのかは現地では

ほとんど分からず、アナウンスが聞こえていた方に聞いて分かった時のみ、走行タイムが把握出来てたと

いった感じですよ…


後、コース自体もレーンが狭い、コースべりの観客席にはクラッシュパッドの仕切りが無くコーンのみ、そして

ランオフエリアがかなり狭い上に観客の方がPITエリアを素通りして観客席まで行くという、安全性に関して

かなり問題があった事も恐ろしかったですが。


とまあ、帰りも会場から出るのに一悶着あったりしましたがキリがないのでこの辺にしておきます。

さすがにこの状態だと競技中に主催者の方にクレームを言われる方もおられたみたいですが、一応私としては

レース参加の誓約書にハンコついてる以上、運営の予定が変わろうが不味かろうが黙って従うのが筋だと考えて

いますんで現地では何も言わずに我慢しましたが、当然帰ってからメールにて思う点をつらつらと意見させて

頂きましたけれどね。


もちろん、主催者さん側でも不味さは認識されていたご様子ですが、タイム掲示が無いのはモトチャンプの

規定に無いから無くても良いと思った、等、改善できる点も多々あると認められましたので、次回の開催では

今回よりも良い、楽しめるレースになると信じていますよ。



とまあ、正直これではレポートもクソもないというのはお分かり頂けたかと思いますが、私もこの条件の中、

それなりのセットを変更したりしてはみましたが、頼れるのは自分のメーターだけで、それにしても実際の

アタックではどれが速くてどれが遅かったのかすら全く分からないので、正直何しに行ったのやらといった

感じでしたよ。


もちろん、このレースというかイベントは4ストミーティングのオマケという感じではある、というのは分かって

いましたが、ここまで変な事になるとは夢にも思いませんでしたね。

あからさまにミーティングイベントの進行が優遇されすぎで、コチラがワリを喰っているというのは一番

納得出来ない点でした。


少なくとも、本当にオマケイベントの扱いなのであれば、それを最初に言っておいてくれとだけは言いたいです。

公式戦、というか公式タイムに残るアタックという前提が無いのであれば納得も出来ますが、今回ばかりは

運営に関しては杜撰すぎる、というのが最終的な感想です。

別に全ての運営を「本気組」に合わせろなんて事は言えませんし、開催があるだけありがたいとは思っていますが

今回は無駄足だったというLVではなくSSとして楽しむ事すら出来なかった、というのが本音ですから。

なら観戦でもすりゃいいじゃん、と思われる方もおられるかもしれませんが、そりゃタイムスケジュール的に完全に

無理ってモンです(笑


…主催者の方々は実際に他のSS開催も見てきた事があるとの事でしたが、その上でこれだとさすがに微妙だと

言わざるを得ず、その辺は私も匿名ではなく実名にて真面目に主催者に物申したりしましたが。

私もちょっとはその辺に関与したことのある人間として、これじゃあ「後が無い」としか思えませんでしたからね。

開催地もどんどん減っている近年では、せっかくの開催が水の泡になってしまうと色々と勿体無いにも程が

ありますんでね。


という訳でレポートする事すら無いので、これにて今年のSS1/32mileは終了になります。

…SAクラスに転向して初めて、前年度のベストタイムを上回れなかったというダメダメなシーズンにもなって

しまいましたが、後は落ちていくのみ、ってならない様にまた頑張りますよ。


来年度の順位は現時点では確定ではありませんが、クラス20位とかは確実でしょうね(笑

が、これもまたレースという事で改めて頑張って行きたいと思いますです。


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