さて今年もやってまいりました。2010年最初のSS参戦記になります。
…が、今回は特に特筆すべき事が無いので全くレポートにすらなってませんのでよろしくです。
ネタになる事すら起きていないので本当に読んでも面白く無いですよ?(笑
とまあ、最初なので一応今年度に向けてのあれやこれやをちょびっとだけ書いておきますね。
昨年度はなんとかかんとか8年越しでのマスターズ参戦件を得られましたが、タイム自体は
4.067と、トップタイムからはかなり離れていますし目立つLVでもありませんが、それでも秋ヶ瀬の
スクーターミーティング前までにランキング10位であれば参戦権がある、という定番のレギュに則った
きちんとした参戦権でした。
…何故か公式HPの参戦権獲得者一覧には私の名前がありませんでしたが(爆
多大な時間と手間を費やしてほぼ全ての現象に結論を付け原因を発見したものの、タイムには現れずに
ある程度の安定運用が可能となった、といった事のみになりますが…それでも進歩はあるので良しとします。
トップランカーと呼ばれる赤ゼッケンにはあと1つ及びませんが、2年連続15位からはかなりのジャンプアップで
自己最高位のゼッケンとなります。
赤く無いので別に普通っちゃ普通ですが、後一歩の感が出てるってのもこれはこれで良いモノなので(笑
今期はこれを上回る…となればもう10位タイのタイムかそれ以上の順位しか無い訳であり、やる気も出るってモンですね〜
しかし…今となってはSAのレベルも上がっており、その1歩は途方も無く遠いものであるというのはひしひしと感じますよ。
でもって早速ですが、マスターズ戦前にクラックを発見したkozzyチャンバーはきちんとシーズンオフに補修し、
漏れ等が無いのを確認した上で装着、後の仕様はほぼマスターズのまんまでの地元第一戦になります。
…実はマスターズ時には例の後半の失速感の決定的原因を探る為に、前年度のKLS戦にて試してみた
BSC製のトルクカム、これのテストパターン的な物を発注してセットしていたんですよ。
症状としては、例の失速感というか変速回転数の落ち込みはほぼ無かったので、それのレース運用実験と
言う意味でも、色々と考えてみなければならないレースとなります。
腰上とか駆動系とか開けてチェックしたりアタリ取りとかしただけで大きな変化は無いですね。
むしろ変えてしまっては困るので。
あ、ピストンだけは新品に交換してます。単なる定期交換ですね。
ちなみに上手い事光の反射で見えませんが、マスターズでのゼッケンを見栄でそのままにしていま(以下略
多少のO/H等を行ったのと、各部をきちんと組み直しつつチェックとセットを行った程度ですね。
が、各パーツが新品の部分があるのである意味慣らしレースになります。
前回のレースでモトクロッサー用インナーローターのセットに苦労されていましたが、ベース等を作製し直したそうです。
心機一転、改めての点火系ですがこれまたセッティングの為のレースな予感で(以下略
マスターズではかなりの高成績を残しつつ新たなシーズンですが、マシン的にはかなりイメージが変わっていますね。
青&黄色でファイアーパターンってのがかなり個人的にツボだったのでご紹介をば(笑
前年度マスターズを終えた後にシャシダイで特性等をチェックした後には特に何もやってません(笑
そのチェックにて判断しえたエンジン特性を生かせるかどうかが…ってこれも今回がセッティングかと(以下略
…このマシン、昨年度はWRを取られているので、私もちょっぴり協力して色々とモディファイを行ってたりします。
エンジン内部はそれなりにハードに攻めた加工を行って、パワーバンドを広げたりしてはいるのですが。
いかんせんNSRという車体の為、パワーが出ても全く前に向いて進めないという点が最大の問題ですね(泣
GTではないのでキタコインナー等を装着していますね。
ちなみにエンジンはボア47xストローク40.3の69.88cc、ちょっと変わった排気量です。
SAの雄であった氏が復帰にあたり選んだクラスはなんとSA-4、SAよりもさらにマゾ気味のクラスですが(汗
が、さすがヤマナカ氏、限界の軽量化とフレームワークでホンダ系水冷4stエンジンを綺麗に収められていました。
…某トリガラ号や一反木綿号とイメージが被るのは秘密で(略
という、限りなく100%に近いLVでわけのわからん走らなさでしたよ…
50m時点での終速は68〜70km/h程度が平均なのですが、それが今回は62km/hとかという始末でして。
ぶっちゃけどうにもなりませんでしたがね…
チャンバーの穴が塞がったのか、排気音も静かになり音的には全く悪くなく、レスポンスもいつも以上に抜群で
新品を入れてあるキタコピストンがロスっている、という訳では無さそうです。
そもそもリング自体は中古で、マスターズ前に入れた物を使ってますからそこまでロスにはならんだろうと。
最後というか45m超付近では3〜400rpmの変速回転数ドロップがあるものの、実に安定していて全く問題が
あるLVではありません。
ちなみに45°→55°のトルクカムだと伸び感は全く無い上に変速回転数も微妙に上昇気味という始末で、
タイムも0.15秒落ちといういつものパターンでしたが(爆
12800rpm、13000rpm、13200rpmでの変速を試すも、一番タイム的にマシなのはやはりいつもの
13200rpm変速で、他の回転域ではコンマ1程度落ちるというオチで。
与えているのかと思い、危険は承知で圧縮比を8.7:1から9.1:1まで高めてみる事に。
発進からかなりの加速感増大を感じたのでこれは多少マシになるか、と思ったものの…
実際のアタックではピークパワー変速部分での「伸び感」がかなり失われてしまい、タイムはコンマ1落ちと言う
圧縮比上げすぎの定番みたいな事をやらかしておしまいとなりましたよ(笑
発進部分とかパワーバンド外の「パワー感」に騙されるなんてなんか嫌ですがこれもまたやむなしですね…
全体的に遅い、と言うか車速に繋がっていないという、感覚のズレが大きいレースとなってしまいました。
とはいえ、たかだかチャンバーを修理しただけでここまで激変するのか?とも考えましたが…
レース後、ふとチャンバーを眺めているとまた嫌なモノが私の目に飛び込んで来ましたが。
もちろん、割れてた箇所はしっかりくっつけて貰ったんですよコレってば_| ̄|○
が、これはステーが溶接されている部分の「内側」に原因がありそうで、おそらくステーの内側というか
チャンバー本体とステーの間部分にでかいクラックが発生していると思われます…
膨張室の半周位に渡って溶接跡がある部分が補修した所ですが、それをくっつけるのにもステー後方部分のろう付けを一部ひっぺがしてから溶接しているんですが。
そのろう付けの奥から漏れが来ていると言う事は、このステーの裏というかステーとチャンバーボディの間が割れているとしか思えません(泣
ろう付け部分の「下」はちゃんと埋まってるのに…
またくっつけなおすとなれば結構大事になりますし…
ステーがろう付けされているのはストレート部分ではなくダイバーコーン部分なので、何か少しでもミスると
性能が激変してしまう恐れも高いという(汗
しかもこのチャンバー自体、かなり劣化が進んでいる面もあるので、正直これ以上修理を重ねても性能的に
復活はしないであろう、といった結論に達してしまいましたよ。
劣化が進んでいるという物であればもう「寿命」とするしか無いんです(泣
特にこういったSS用途の物だと、振動等にも弱い形状やマウントなのでいかんともしがたいですね…
正常動作を信じて疑わなかった物が駄目だった、となればこれまた今回の真相は闇の中へ、と言う事です。
あ、もちろん事前にはチャンバ修理後にある程度の時間はエンジンを実働させ、汁とかが垂れてい無い事は
確認済みだったのですが…レースLVの実走行の負荷をかけると駄目だった、と言う事ですね_| ̄|○
以前からじっくり考慮してはいましたがついにそれを実行する日がやってきたか、と言う感で今の処は落ち着いて
いますよ。
いつぞやみたく落ち込むのはもうやめにしましたし、目一杯やったのにこれではどうにもならん、とある意味
達観出来てしまいましたんで、ね。
さてさて、はしょってしまいますが他の方々もタイム的、運用的には全体的にいまいちで、特に突起すべき点が
無いのでさすがに今回は全て割愛させて頂ますね。
タイム等が気になる方は公式HPをどうぞ(汗
なんとなんと、ある程度のタイムは見越して来られていたという事ですが、初参加クラスでいきなりの
おぎぃさんの持つワールドレコードをわずかに上回る、堂々のタイムでした。
ご本人の談ですね(笑
ぱっと見は49ccの4stだとは思えない速さでしたよ。
と、その一環であるシステムが…
確かに力の無い4stならば重いローターなんかロスにしかならないかと思いますが、これ点火時期等は一体どうやって合わせてるんだろうという疑問もひしひしと。
CDIに関しては市販の物が使われていましたが、エンジン始動や暖機にはかなり手こずっておられたので、それなりのシビアさが出ているのかなと思ったり。
とまあ、ヤマナカ氏のSA-4ワールドレコード樹立という事で、あんまり華のなかった今回のレースも盛り上がる
事が出来ましたよ〜
…ちなみにこれが無かったら私多分レポート書いてません(爆
寂しさもあったSA-4、また盛り上がると嬉しいですね〜
とまあ、あまり中身が無いのは最初の予告通りだったかと思いますんで、ここまで読んで後悔した人は
そりゃーしょうがねえですよ、って事でよろしくです(汗
自身の理論等を惜しみなくぶち込んだモノを…って事で。
私自身も100%の確証は持てませんが、練りに練った秘密計画を推し進める事にしますよ。
が、これも名誉な事ではありますが、自身との戦いである3秒台の壁は依然厚く立ち塞がり、トラブル等は
そして迎えた2010年度SS1/32mile、マイレージ登録を済ませて受け取った今年度のゼッケンは「0011」、
が、それでもチャンバーが同等ではないので結果は4秒2台、いまいちな感は否めませんでしたが…
で、実はレポートする事はほとんど無いんですが一応マシン紹介だけしておきますね(汗
こちらはいつものはぶっくすN氏のJOGですが、これも変わってません(汗
こちらはマスターズにも参戦された2AのリアルスタイルさんのTZRです。
で、2台体勢で挑む那須農園君のNSR80、2B-GT号ですね。
そしてこちらもおなじみの感が強いみかんの国の小魚氏、今回はメインのGダッシュはお休みで街乗り用のライブをSB仕様としての参戦です。
そしてコチラは、今回久々に数年の沈黙を破って参戦の、worksヤマナカ氏です。
で…肝心のレースなんですが、私の結果を最初にぶっちゃけておきますと
エ ン ジ ン は 絶 好 調 の
フ ィ ー リ ン グ な の に
タ イ ム と 終 速 に は
全 く 反 映 さ れ な い _| ̄|○
ベストタイムはなんと4.418という始末で、4秒1程度が出る時の終速と比べても<数km/hのダウンと言う(汗
が、エンジン自体はフィーリングは全く悪く無いんですよ。
駆動系は全くもって構成は変更しておらず、某SC製のテストパターン物も真っ当な動作を見せ、最後の
なおチャンバーが修理された事により、少しでもパワーバンドのピーク回転数がずれたかなとも思い、一応は
そして最後にシリンダーの劣化を疑ってみて、1本リングゆえの圧縮の抜けやすさが力の無さ?に影響を
そうすると…さすがに発進時のパワーバンド下限程度の所では力がもりもり出ているのを感じ、テストレーンでは
とまあ、こんな感じでにっちもさっちも行かない状態でして、フィーリングはかなり良いのに全くもって
修 理 し た は ず の
チ ャ ン バ ー か ら
思 い 切 り
汁 が 垂 れ て い る 罠 _| ̄|○
…これ、1レース程度の運用でここまで黒い汁が出るって事はかなりヤバいです(泣
となれば、ステーを丁寧にひっぺがした上でクラックを探さなければならず、大きめのこのステーを全面取っ払って
チャンバーってのは一度割れが始まると補修しても補修しても他のところが割れてくるモンで、その上かなり
しかし、これがパワーの出なかった原因なのか、となればそれはまたちょっと違う気もしていますが、どのみち
とまあ、こんな感じでどうにもならなかった地元第1戦ですが、次回までにはちょっと考えていることがあり、
が…その中でも唯一度肝を抜いたのが、ヤマナカ氏のSA-4マシンでして。
ワ ー ル ド レ コ ー ド 樹 立
という、素敵なタイムを叩き出されましたよ〜
そのタイムはなんとSA-4の壁とも感じられていた4秒台への突入で、なんと4.967!
これにはヤマナカ氏も満足のご様子で、「いけるかな?とは思ってたけどまさかいけるとは」というのが
で…動画が無いのがアレなんですが、FNやってる私から見てもすげえと思う足こぎスタートも活用し、
…以前びっくらこいた発想のすぺさるなローターがこの4stエンジンにも適応されていました(汗
が、なんとなくヤマナカ氏らしくて安心したってのも事実ですけれどね(笑
以前には僚友のひんぢ氏がSA-4に果敢にチャレンジされていましたが、氏が居なくなった後には少し
さて…「次」までにはもうやるしかない、ってのは分かってるので、遠慮無くお金と手間を掛けてでも、