環境的には申し分無いカートランド四国戦、前回に激しく腰上を破損してしまった私ですが
今回は結構な大金を突っ込み、腰上の構成を全て作り直しています。
…具体的に言うと掃気ポートを極限まで加工し、ヘッドを綿密な設計によるすぺさる品としていますが…
これらは今回、BSCさんにて加工を行って頂きましたよ。
あ、後一つチューン箇所はあるのですが、これはちょっとやんごとなき事情で今は言えませんのでご容赦をば(汗
いつも通り見た目は全然変わってませ(略
…実は変わってるところはあるっちゃあるのですが、それはまた後日ってコトで。
ちょっとステッカー増えてる位かな?
地元戦は見送りとなってしまいました。
ですが11月の立川戦には照準を合わせているってコトで次回に期待、と…
こちらは愛知県より遠征のpieta氏のアルミフレームJOGです。
ヤマハカラーも美しく、エンジンはREXの縦型一号氏の手が入っているモノを搭載しています。
今回はその縦型一号氏が現地でメカニックを行い、ライダーも努めるという万全の体制になっていますね。
今期よりSAに参戦のpieta氏、縦氏の助力を受けどこまでタイムが叩けるか期待です。
今回はヘッド等をBSCさんにてリファインし、3秒5台からさらに上を狙います。
あ、この方が街乗りアプリオでもBSCパーツを愛用されていたのは昔からネットしてる人ならおなじみですね(笑
近年はホンダベースが優勢なSBクラスですが、ぱりっとカマして頂きたいですよ〜
SB-GTへのエントリーですが、今回はついにネックだったと思われるキャブをワンオフマニと共に装着されていますね。
もちろんPWK28を使用し、チャンバーもWJ製を2本持ち込むという気合です。
…だんだん街乗りが苦しくなってきてる様な気が(以下略
四国の雄、worksヤマナカ氏&SA-4のWRを狙うひんぢ氏、共に写真なくてごめんなさい>私信
カートランド四国のHPにおっきい写真がUPされているので走行写真を見たい方はそちらで(笑
私ももちろんNEWエンジンの真価を発揮する為、さくっとエンジンをかけテストに向かいますが…
回転フィーリングやエンジン音的には前回と比べても申し分無い勢いがあります。
が。実はコレ100%の状態ではなかったりするのですが(汗
それなりに準備は出来ていたんですよ。
が、慣らしを追えちょっと回転上げるか、と思って11000rpm程度回した所でいきなり「ちゃらちゃらちゃらりららん」と
リングが引っ掻いてる様な嫌な音が聞こえ始め、こりゃヤバイとおもって即アクセルを
戻したのですが…非常にさわやかかつマイルドにエンジンストップ_| ̄|○
…早速腰上開けてみたのですが、
機能していた様なんですが、どーやら前回のKLS戦で叩き割ったリングのカケラがわずかに残ってたという(泣
もちろんエンジンはじゃぶじゃぶ洗ってエアブローがんがんで洗浄してはいたのですが、横着して
逆さまにしなかったのが原因だったのか…とコレ見た時には激しく後悔しましたよ…
設計から見直したヘッドはさすがに前のを流用して使う訳には行かなくなっていまして。
…ついこの間導入した卓上旋盤を駆使し、なんとかかんとかキズを取りつつ、90%程度は元の寸法に
戻す事が出来、ピストン等のストックパーツはもう無いのでやむなく中古を入れてレースに臨んだ、と…
シリンダーは無事だったのが救いでしたが、かなり肝を冷やしたレース6日前の出来事でした(爆
パワーバンドは変えてないので駆動系は前回のまんまで性能を比べる他、とりあえず1回目のアタックに望みます。
…いくらピストン&リングが中古とは言え、ここまでタイムが落ちるとはちょっと予想外です(汗
最低でも4秒2位は出ていないとおかしいかなと思ってはいましたが、まだまだセットを詰めて無いので
ちょっとずつパワーバンドをおいしく使って変速出来る様に大忙しのセッティングタイムになりました(笑
いつも通りぶっつけレースではありますが、さすがに今回は焦りが出ていますね。
変速回転数はわずか12500rpmでしたし、私のエンジン構成だともっと上を使わないと駄目なのは
はっきりしているので…
自分の理論と妄想で作ったエンジンがここまで「外す」のは久々かもしれません。
勝手知ったるホンダ縦型エンジンでここまで「ズレ」が出たのは精神的にかなり狼狽してしまいましたよ。
2回目のアタックに望みますが、なんとそれでも4.444と…
フィーリングは格段に良くなったものの、タイム全然変わっていません_| ̄|○
…さすがにこれはいつもと違い、脳内妄想の設計とパワーとタイムが思った程比例せず、なんかおかしいと
思い始め、時間を無駄にしないウチにエンジン構成そのものを極端に変更してみるという方向性に。
これでも妙に回転は上がらないので点火時期を遅角させ、体感では良くなりましたがおいしい回転数は
12600rpm程度にまで下がってしまったのでここで変速させる様に駆動系をセットし、そのまま確認の為に
3回目のアタックへ向かいます…
もちろんこのあたりはてんてこまいで、セットを繰り返してばっかりで周りの様子なんて全然見えていません(笑
でもってパワーバンドをちょっと下に持ってきた3回目のアタックですが…
しかしこれで、エンジン特性的にはやはりいつも通りの13000rpm以上を使わないと駄目って事が立証され
午後からはシリンダー以外は全て「4.093を出した4月の時点の仕様」に一度戻す事にしました。
昼休みはおにぎりをかじりつつまた色々な所を元に戻す作業に忙殺されましたよ。
これがまた色々と驚きの4.509と。
仕様変更一発目のタイムと比べ、わずか100分の1秒しか変わりません。
これが決定打となり、この時点で正直勝敗は見えたんですけれどね…
「元に戻して」タイムが戻らないのであれば、仕様変更点ではなく他の所に不味い部分があるという
分析が出来ますから。
悪くは無し…
目立った異音等も無く排気音やエンジン音にも特におかしい所はありません。
が、ここでさる方に、フライホイール回しての圧縮の感覚が少ないのではと指摘を受けまして。
…ひょっとして2次圧縮比が思った程上がっていないのでは、と思いましたが圧縮比そのものは
元に戻していますし…何か圧縮抜けがあるのかを実証する為、かなりヤバ目ではありますが
圧縮比を8.6:1から9.3:1までUPしてみる事に(汗
これでトラブルが出たとしてもシリンダーまでは壊さないと判断し、極端な変更でタイムにどう影響が
あるのかを「元の仕様」に戻したのにまた行わなければならなくなっています(笑
エンジンはかなり苦しそうにしていたのでキャブをもう一度リセッティングし、変速回転数も
一番美味しい13000rpmオーバーにセットしようとしますが、上がどうやっても回り切らず…
12600rpm程度の変速回転数と異常な振動にて5回目のアタックに望みますが、結果は4.461_| ̄|○
この時点で…ひっさびさに
万が一の他の可能性も考え初め駆動系を改めてチェックしていると…
なんとプーリーにそれなりの劣化が見受けられていたという罠が(爆
今回はさほど気にしていなかったのですが、走行中に劣化したのかもしくは4月のレースにて
丁度一気に疲労が出ていたのか…
これはちょっと判断しにくい上、はたから見ても分かる部分では無い所の極度の劣化だったので
これも原因かなと思ってみたりします(汗
持ち歩いているのでさくっとそちらに交換し、最後のアタックに望みます…
しかしここまで来て時間が残り少なく、圧縮比を元に戻すコトは出来なかったので一発勝負と
思っていたのにデンジャーな2回目走行をするハメに…
結果は4.394と…
ここでがばっとタイムが叩ければかっこ良かったのですが、どうやら今回ばかりはそうは行かなかった様ですね(泣
ですがプーリーの劣化は確実だった様で、これが判明しただけでも良しとしますよ。
望めませんでした。
実はセッティングの途中でも、パワーバンドをおいしく使う為にトルクカムを3種類試したりクラッチアウターを
変更したりしていましたがフィーリングも体感速度も悪くなるばかりでロクなコトが起きなかったですよ今回は(泣
いやはや、気合を入れて腰上を作ったのにこれでは、今回は呪われていたって事にしておきますよ…
でもって他の方々ですが…正直自分の事に手一杯でロクに観戦も出来なかったのですが
覚えている範囲でちょっとだけ(汗
B○Cでリファインしたエンジンをセッティングし、前回自己ベストを更新した3秒5台を序盤から連発されています(汗
ちょこちょことセットを変更し、安定第一のアタックを繰り返して今回はさらにベスト更新となる3.540を叩き出しました〜
かなりの走りを見せてくれましたが、残念ながらホイルスピンがロスだった様でタイムには現れずでした。
が、個人的には最後の一発が衝撃的だったので次回にはかなり期待しています(笑
今回は連日の練習走行で予備のピストン&リングが無くなってしまい、本当に背水の陣と言う事で望まれてましたが…
一反木綿号を赤く塗装した効果は100%現れなかった様で、ベストには及ばない3.829でレースを終えました…
…真横から見るとタイヤの外径差がすご(略
今回最終兵器のPWK28を投入し、かなりのレスポンスアップは見て取れましたが、なんとなくタイムには繋がらず(汗
最後の最後にキャブセットを変更してアタックした所、自己ベスト更新の4.682まで詰められました〜
…そろそろ街乗り以上のチューンを施す時が来たきらいもありますね(謎
車体重量の為かポンポンウイリー連発でいまいちタイムに反映されません(汗
ラストアタック、縦氏の渾身のスタートで上手い事発進するも、なんと数m走った地点からフロントがまくれ上がり…
フロントが落ちるまで10m位を走りタイムはなんとこの日ダントツの4.102!
Pieta氏、文句無しのベスト大幅更新となりました〜
これできちんとウイリーせず真っ直ぐ走っていたらかなりのタイムになったのでは、と。
…と言いますか見てた方もこりゃヤバっと思いましたので、ね。
ちなみにコレでPieta氏のSAランキングが私の真後ろになったのですんげー怖(以下略
前回は走行不能となってしまった悔しさをバネに、今回はZ4用4バルブヘッドを投入されて快調の様で。
ハナからWRを更新するタイムを連発し、最終的には5.300で堂々のWRを樹立です!
いや〜間近で見てても4st50ccとは思えない速さでしたよ(笑
しかも重いズーマーのフレーム、そしてリヤタイヤはこだわりのブロックタイヤのまんまですが、
これでWRの樹立とはかなり感動モノでしたよ〜
まさに満面の笑みとはこのことですね。
本当におめでとうございますです〜
あ、詳しくは氏のブログでどーぞ(笑
と、これでレポートはおしまいですが(汗
私はSAに転向してコチラ、一番予想外でイマイチな結果となってしまいましたが…
また次戦に向けて頑張りたいと思いますです。
うどんはおやつであるとかリーダーって食うの速ぇとか普段通りの会話があったことも補足で(笑
遠征の色んな方々に「美味いうどん屋」ってのを聞かれましたが、ぶっちゃけどこで食べても
県内ならば高級店で無い限りはそれなりにイケるってのはありますので遠征の方々の参考になれば、と(笑
下手に高そうな所の方が、大味でいまいち感が高いのですよ>うどん
と、今回中身が薄いですがとりあえずこれでご勘弁を_| ̄|○
正直レポート書くのもつらい心境だったという事を察して下さいな…
何故につらいかと言うと、
クリアランス、エンジン温度、暖気不足、混合比…
色々原因は考えられますが、レース直前のエンジン破損の為、怪しすぎるピストン&リングを
使っていた事を考えれば当然のトラブルなのかもしれませんね。
13000オーバーまで使うのならばやはりキツかった、と言う事にしておきますです。
今回サプライズして頂いた各方面の皆様方、本当に結果が出せずに申し訳ありませんでした…
次回は頑張りますので本気で切腹だけはご勘弁を(汗
さてさて。半年間の沈黙を破りやってまいりました、我が地元の公式SS1/32mile。
あ、いつもの僚友はぶっくすことN氏ですが、残念ながら土壇場で都合が悪くなってしまい、
そしておなじみSBクラスでJOG90ベースのサージェントM氏です。
えーっとマシン写真はこれだけです。皆様すみませぬ_| ̄|○
そして好天にも恵まれ、アタックスタートとなりました。
実は前述したNEW腰上ですが…レース前週の月曜日にはエンジンも組み上がり、慣らしを行って
ピ ス ト ン と ヘ ッ ド が
ぼ っ こ ぼ こ _| ̄|○ _| ̄|○
…原因を探ってみると、排気ポートにリングが引っかかった訳では無いので排気ポートはまともに
結局新しいピストン&リング、おNEWのヘッドを1mも走らずにぶっ壊してしまったというオチですが、
とまあ、ちょっとパワーをロスしているかもといった状態でしたが、とりあえずは試走を繰り返してキャブを合わせ、
そして結果は…4.499(汗
「なんじゃこりゃあああああああああぁぁあ」って感じでしたが。いやホントに。
…いつもならばエンジン作成1発目でもそれなりのタイムを叩けるのが私の良い所だと思うのですが(汗
そしてキャブとWRをそれなりに合わせ、変速回転数が13000rpmオーバーになったのを確認し、
まずは、13100rpm辺りでオーバーレブの様な症状を感じていたので少し圧縮比を落とす(8.6:1→8.2:1)事にし、
4.865
…パワーバンド&変速回転数を下げた分だけタイムもガタ落ちしてしまいました(泣
そして午後のアタック。もう4本目ですがまずこれを基準とする為、早速アタックに向かってみますが…
それが何なのかはまだこの時点では分からず…リングも引っ掻いてはいないしエンジンの始動性も
早速練習レーンを走ってみますが、無茶な圧縮比だけあって振動がかなり増大気味で、なおかつ
確かにタイムは上がっていますがこんなもん誤差以外の何者でもありませ(略
何 を や っ て も
タ イ ム 変 わ ら な い 病
に冒されているってコトで_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
てか今レポート書いてても久々にこれを思い出し非常に嫌な気分ですが何か(泣
…結局、エンジンのどこかでトラブルかパワーダウンがあるのは明確となりましたが、
さすがにプーリーは4月のKLS戦の前に各部をチェックしただけで、その時にはOKだった為
もちろんプーリーは当社製「SSフルレーシングプーリー」ですが、これの予備はいつも
最後の一発では本日一番良いフィーリングが得られていたのでそのままやけくそなアタックに挑みますが…
と、結局最後に駆動系を怪しんでも、それなりの劣化はあったと言う事に留まってしまい、明確なタイムアップは
まずは南国のプライベートチューナー、サージェントM氏ですが…
最後の一回はちょっと変わった事を行われた様で、見た目にもいきなり激しくホイルスピンを起こし、そこからは
ほいでもって遠征のPieta氏、縦型一号氏によるメカニック&ライディングでセットを繰り返しますが…
そのまんま「普通のウイリーが安定する打点」を縦氏が見事なテクでアクセル全開のまま維持し、
そしてSA-4クラス、不利なズーマーで果敢に挑むひんぢ氏ですが…
もちろんWRを出したマシンには分解車検があるのですが、このひんぢ氏の嬉しそうなお顔(笑
あ、でもって恒例ですが、レース後にはPieta氏&縦氏、サージェントM氏とうどんを食しに行き、
また
トップリングの合口が消し飛んでて
セカンドリングだけで走ってた罠
_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○
…一体何なんでしょうと(泣
でもって最後に…
一部写真提供:カートランド四国様