今回は私の地元である、「カートランド四国」でのSS1/32mile公式大会が行われます。
…この辺境の地で公式戦が開催されると言う事は、田舎者の私にとってはかなり嬉しいですよ?
そして色々な所からの協賛もあり、非常にイベントっぽいレースになってます(笑
ではいつものレポートになりますが、今回は本当に写真無いです(汗
しかも全然面白く無いレポートになってしまいそうなので…是非読み飛ばして頂く事を(以下略
いつもと違い…「公式戦」なのでいつもの倍以上の70台近いエントリーが集まってしまい…狭いコースはてんやわんやでしたが(汗
右のN氏のマシンですが、フレームが頼りなくなって来たため、下部に2本鉄パイプを渡し、剛性のUPを図っています。
なおかつ低い位置にステップバーを装着し、、つま先だけでマシンを支えられる仕様にして、スタート時の安定化を狙っていますよ。
…これはワンオフ+αの加工なのでかなりお金が(汗
なおかつ以前転倒→骨折の原因ともなった2.25サイズのフロントタイヤもチョイスしています。
これって走行抵抗は多少は減りますが、真っ直ぐ走らせるだけのライディング技術が無いと危険なだけなんですが(笑
左は「BIKE SHOP松浦BY高知 たか」さん&奥のマシンは松浦K氏ですね。
今回は何が変更点なのか分かりませんでしたが…いつも通り速そう(汗
以前のチャンバーからなんとジャマーズのモノに変更されてます(汗
50ccなのになんちゅう膨張室の太さなのかと…エキパイもかなり好みですが(笑
残念ながらご自分のHPは閉鎖されてしまいましたが、競技は続けられるご様子ですよ?
なので…私が無断で勝手にご紹介させて頂きます(汗
大排気量でもインナーって「慣性トルク」のロスが大きいのですが、この辺りはエンジンパワーにも左右される物なので難しいです…
キャブもバランスの問題でしょうか。32→28φへと小さくされてましたが…
そしてフロント周りもフレームの加工により、さらに低くなってます(汗
リペイントもあいまって、もう地を這う様なフォルムですね〜
んで、今回も相乗りで来られてたので「現地組み立て」は(以下略
色々トラブルもあったご様子ですが、まず目を引くのはフロントにマウントされたラジエターですね。
NSR250のラジエターでしょうか?大排気量を冷却するには必要な大きさです。
後は私がちょっとアドバイスして差し上げた吸気系加工を施されている様で…完全に生まれ変わってますよ(汗
ホイールベースが長いとフロントリフトは起こりにくいですが、エンジンが車体の真ん中にあるミッション車では、リヤの荷重が全く掛からないというデメリットもありますし…
今回私はワンオフマニホールド装着によりリヤタイヤに3.50を履かせ、ハイギヤード化を狙っています。
しかし弊害として、リードブロックがシリンダーから遠ざかり1次圧縮は極端に落ちてしまっていますが(汗
排気ポートも20mmまで上げているので、これまたあいまって有効圧縮はかなり低下しているんですね。
大径タイヤ&圧縮ダウンでは前に進むかどうかはかなり微妙なところなので、それを実験するのが今回の目的だったり(爆
4.514_| ̄|○
回転数自体は11800rpm回っているので不調ではありませんが、音ばっかで前に進む感覚が全然ありません。
これは予想以上のトルクダウンが起こっている模様です。
プラグをみると濃い目だったので、今回はトルクでは無くさらなる回転上昇に賭けて行く方向性になる事が決定ですが…
プーリー側で約2分の1も変速幅を使いきれていませんでした…
…全然と言って良い程変わりませんし(泣
(あ、ココで言う「最大変速」というのはプーリーの半分ちょいまでで、50mで使う変速幅に対する最大値、って事です)
ここで納得しましたよ私。
何故に最大変速しないか…これは通常あまり起こりえる事では無いのですが、今回私、WRがかなり軽いですよね?
単純に、12000rpm余りエンジンは回っていても、WRに掛かる遠心力が足りずに、センターSの力に負けてしまい最大変速まで変速していないんですね。
ちなみに私のトルクカム角度は約60度、ノーマルより「立って」いるので、余計にセンターSの硬さがドリブンの開き具合に影響してしまう傾向にあるんです。
(トルクカム溝は寝ていればいる程、加速側ではセンターSの硬さの影響を受けにくくなる物なんです)
現実にそういう方向性が起こっているので、ここは変速回転も落とさないように柔らかくしてみるしかありません。
で、結局JOG90のノーマル?の様な柔らかい物を入れましたが…
結果は4.381でした。
少しずつWRやベルト、ボスで調整するも結果は4.493・4.386と…パッとしません(泣
セッティングが出せる出せないの問題では無く、本日のエンジン構成の限界ギリギリのセットまで突き詰めてしまったと言う事ですよ。
なので最後のアタックは、いつも通り無茶をするコトに(笑
なので…パーツBOXにあった、いつ買ったのか全く覚えていない黒く柔らかなセンターSで行くコトに(爆
これ、15年モノのデイトナのJOG80用だったと思いますが…これより柔らかいとなるともうZRノーマルしか無いので…
WRは4g×3個とし、柔らかいセンターによる変速回転落ちを抑制しました。
…この位のWR重量だと、いかにも改造って感じで気分的には私大好きなんですけどねぇ(笑
となると、結局現在のWR重量だと、それだけの変速幅で前に進ませるしか無いという結論です。
いくらセンターSを弱めても駄目だと言うコトは、もっと回転を上げないとWRの遠心力の方が負けていると言う事ですからね。
トルクカム溝は変速にはかなり影響が少ない角度なので、これ以上寝かせる訳には行きませんから。
もっとWRを重く出来る様なエンジンパワーを出せば良いだけ、という説もありますが(爆
あいかわらずエンジン始動から手こずり、やっとまともに走ったと思っても発進がスコスコでまともに走ってません_| ̄|○
これがN氏選手の味と言えば味なんですけど、爆発せずそのままくすぶるコトが非常に多いのもこれまたどうかと(笑
「とりあえずWRを現在の21gから15g程度に落としてみては?」とアドバイスなどをしてみました。
すると…見事に0発進時の落ち込みが無くなりきちんと走りましたが_| ̄|○
…単純にWRが重すぎ、発進でパワーバンドに入ってなかっただけだった模様ですが。
しかし世の中何があるか分からない物で、「以前こうだったから」といって、今回も同じ回転域のセットが通用する保障などどこにも無いんです。
なんでもかんでもパワーバンド上下ギリギリの回転に設定していると、少しの要因で色々とズレるのがスクーターってモノですから…N氏、一つ勉強になりましたよね(笑
SAクラスでの3秒台入りはまた夢となりましたね…
サージェント氏はインナーのセットも良い方向に向いた様で、これまたベスト更新の3.662という素敵なタイムとなりました。
しかしこれでも惜しくも表彰台を逃した4位でしたが…最近本当にLV高すぎですよ(泣
新しいチャンバーで、いきなり以前のタイムと同等まで持ってきてるのはすごいです(汗
Dioは見た感じ回転上昇が先行しすぎて前に進んでいない感覚を受けましたが、音は明らかに良くなっているので今後の通勤セッティングに期待です(笑
YZは高知戦よりもコンマ3のタイムアップを果たし、ベスト更新ですね。
うーん一気に3秒台が近付いてます(汗
N氏選手は嬉しいのでしょうかね〜。この人表彰台でメット被ることはあんま無いんですが…
かなりのLVで阿呆っぽくて素敵ですが…私もやりたかっ(以下略
とまあ、今回のKLS戦、ざっとこんな感じでした(汗
忙しいと言いますか…余裕があまり無かったので写真が少ないのはご容赦下さいね。
あ、もちろん今回も集合写真でアレやってますのでモトチャンプをお待ち下さい(笑
ほとんど出来ませんがヘッド&ベースガスケット調整と…後はサイレンサーを細い物に換える位しか思いつきません(泣
3.50のリヤタイヤを元に戻してしまったのでは何の意味も無いのでマニ&リードブロックはしばらくこのままで行きますがね。
もしクラス別で記録が争われるのなら、SBクラス最低排気量の私のJOGはかなり有利かと思ってますんで。
たった44φしか無い小径ピストンの威力を見せたい所です(笑
予想は14000rpm以上…かな?
いよいよやってきました8月28日。
今回は公式戦と言う事もあり、四国各地よりは当然として、関西圏の方々までいらして下さっていました。
とりあえず私のマシンは外見的に何も変わっていないので割愛するとしまして…
で、四国のSSでは毎度おなじみのトップランカーのお二方です。
右はSAの雄、「worksヤマナカ」氏ですね。
そしてこちらも毎度おなじみ、「サージェントM」氏のアプリオです。
今回は以前おっしゃっていたインナーローターを導入されていますね。
次は地元、はせがわッチさんのDio&YZです。
このDioなんですが、前回と違い水冷化されてます(汗
YZの方は、今年度よりロングホイールベースでは無くノーマルフレーム+小径タイヤという、駆動ロスを無くした仕様に変更されてますね。
ではここからはとりあえずセッティングの顛末など。
で、いつも通り適当にキャブを合わせ、1回目のアタックでは…
…いくらなんでも遅すぎやしませんかねこれ(泣
今回、駆動系は高回転型になったエンジンのパワーバンドを維持する為、WR4.5g×3個、センターSはアクシス90で柔らかめ、トルクカムは60度という感じですが…
何故かスピードメーター読みではいつもよりも50m地点での速度が3〜4km/h落ちているので、まさかと思い駆動系を見てみると…
大して変速していませんでしたが_| ̄|○
…これじゃいくらエンジンが回ってもスピードは出ないはずですよ。
なのでボスを1mm(汗)短くし、なおかつWRもさらに軽くし(4g×3個)無理矢理最大変速に持って行くテストを行ったところ、4.475(汗
これはさすがにおかしいと思い、プーリーのマジックを見てみると…ボス1mm短くした分しか変速が上がっていません_| ̄|○
しかしアクシス90のセンターSでも、現在の私のエンジンでは柔らかい感覚なのですが…
回転数はちゃんと12000rpm弱をキープ出来、回転上昇も悪くはありませんでしたがそれでもタイムはイマイチ・・・
またいつもの 「どうセットしてもタイムが変わらない病」が出始めましたよ_| ̄|○
こうなってくると現在のエンジン仕様では限界値に近いタイムと言う事なんですね。
ハイギヤ化したリヤタイヤの恩恵を受けられていないのは悔しいですが、まさか変速状態で問題が出るとは思いもよりませんでした。
JOG90用?センターSでかなり変速は促進され、同一変速回転でも変速幅はかなり上がったのですが、それでも3CP(改)プーリーの変速幅は5o程度残っています。
で、やけくそで望んだ最後のアタックは…
4.394
でした_| ̄|○
…結局ベストは3本目の4.381で、タイムUPには繋がりませんでしたよ。
で、ワークス山中氏に勝つぞと意気込んでフレームまで補強したN氏選手ですが…
ご本人は発進で回転が落ち込むのをキャブのせいだと思ってジェッティングに余念がありませんでしたが、これは何かおかしいと思い私が見た所…
N氏は以前ベストタイムを出した時が20g前後のWRだったので、これで変速回転はベスト、MAXは11000rpmでOKだと「思い込んでいた」様ですね。
しかしそっからは…私が忙しかったのもありまして面倒が見きれず、ベストは4.239という平凡なタイムに落ち着きましたが_| ̄|○
で、他の方は…松浦氏は途中でシリンダー交換まで行い、ベスト更新の3.542と…素晴らしいタイムでしたがSBクラスでは惜しくも2位でした。
そしてSAのワークス山中氏は…ベスト更新とはいきませんでしたが3.835というタイムでSAクラス優勝でした。
そしてダブルエントリーの同郷人、はせがわッチ氏ですが…SB-Dioは4.523、2B-YZは4.381と言う結果でしたね。
そして最後に、SAクラスの表彰式などを。
次回はSS1/32mile祭りの舞州戦ですが、とにかく圧縮の充填効率を戻す方向性でセットしてみようと思っています。
…舞州の「最高回転数GP」にもついでにエントリーしようと思っているので、その仕様も考えないと駄目なんですけど。